多岐川舞子
(日本コロムビア)
『海峡終列車』
〜ソングブック11月号掲載原稿より〜

マイナー調ドラマチック演歌で勝負

 今年、4月発売『恋待酒』に次ぐ2作目の新曲『海峡終列車』を10月24日に発売。
「メジャー楽曲が2曲続きましたので、秋から冬に…マイナー調のドラマティック演歌をジックリ聴いていただきたくての新曲リリースです」 
 2年前から岡千秋メロディーにチャレンジしており、その最初の楽曲『あんたの海峡』、そして次作『雪ほたる』でマイナー調のドラマティック演歌を確立して大評価を得ており、再びこの路線楽曲で勝負です。
「岡先生が私向きのメロディーを作って下さって、レコーディングで“これでもか・これでもか…”と駆り立てられましたから、考える余裕もなくスピード感いっぱいの歌唱になりました」
 すでに岡先生の“攻め”によってノンブレス、一息に唄うことによって生まれる勢いと、高音のナチュラルな揺らぎから生まれる新たな魅力を広げており、早くも十八番、真骨頂発揮とばかりに歌い上げられた『海峡終列車』。ここには微塵のてらいなく、ただひたすらに気持ち良く歌い上げた小気味良さが満ち、聴いていて、何とも心地好いことよ。
 語りかける落ち着いた歌唱と、ブレスを我慢して一気に歌い上げる箇所を「どうぞ、私の歌唱から盗み取って…」 “秋のカラオケまつり”にエントリーして下さいとアドバイス。
 さてこの4月から東海地区10会場で展開された民音コンサート・ツアーを成功させた多岐川さんだが、これもまた考える間もない全力疾走的ステージだったと言います。
「ピアノ、エレキギター演奏、民謡にロックを交えてのめくるめく1時間半…」
 すでに同ステージの評価は多方面に広がっていて、来年1月に展開される舟木一夫さんの40周年記念の全国コンサート・ツアーの出演につながっている。 
 デビュー13年、すでに歌唱の術はしたたかに身についていて、一切の雑念を払拭しての全力投球の新曲とステージ。ここから多岐川舞子さんは新たな自身の世界を大きく広げています。じっくりとその世界を堪能していただければ…と12月5日、赤坂プリンスホテルのディナーショーに、NAK会員2組4名をご招待。多岐川さんの年末ディナーショーは今年で7回目。昨年から会場を赤坂プリンスホテル「クリスタル・パレス」にしてディナーとショーのクォリティーをアップです。


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