松原のぶえ 『桜、散る海』
歌手生活30周年記念曲。しっとりと切なく美しい日本情緒広がる…新領域!!
品のいい落ち着いた艶っぽさ。新たな魅力を発揮です。


「ソングブック」08年2月号掲載

 一番低い音からスタートして静かにうねる弦哲也メロディー。松原のぶえが心を沈ませ澄ませて、空と海に舞う桜を見つめつつ、会えぬ哀しさを切々に美しく描いた楽曲・歌唱です。薄桃色の花びらが墨絵の中に舞っているような静謐な絵が浮かんできます。長音符でビブラートを切なく震わせ、サビ最後もしっかりと抑えて彼女の新しい魅力が満ち溢れた記念曲…。
 眼を閉じて聴けば、そこに浮かんでくるのはバラエティー番組などでよく見る陽気に弾けている彼女ではなく、清淑で品のいい大人の艶を有した松原のぶえがいます。普段は持ち前のサービス精神で周囲を賑わせている彼女ですが、そこに隠された女心はかくも汚れない健気な艶やかさ…。この“読み”が間違っていないだろうことは、乙女のような純な女心を展開した自作詞カップリング曲『泣いたりなんて…』が証明してくれそう…。
 歌手生活30周年記念曲は、そんな秘められた素の心を等身大で表した新境地作。まずは新曲の趣旨を訊いてみた。
「松原のぶえというイメージが一人歩きをしていて、私にはそれとは違った部分がいっぱいあるのになぁ…という気持ちがあったんです。30周年はいいチャンスですから、従来イメージとは違った楽曲が欲しかったんです。楽曲的にもド演歌ではない歌謡曲寄りで、聴いた第一印象も私が唄っているとはわからないほどの世界に思い切って踏み込んでみました」
 当初に用意された楽曲は、漁師の女房が主人公の松原のぶえ従来イメージのド演歌だったそうだが、前述趣旨を理解してもらって、この作品をいただいたと言う。そして自作詞のカップリング曲はアップテンポの若々しい歌謡曲。セルフプロデュースという点でも 30周年にふさわしい意欲的な記念シングルに仕上がった。
「固定された、或いは与えられたイメージの殻に閉じ籠ってばかりではなく、これからは“こんな自分もいますよ”、さらには“自分でも気付かなかった新たな自分探しにも挑戦したい”…。そんなメッセージも込めています」
 30周年と言えばすでにベテランの域。しかも40代後半。酸いも甘いも経験して人生、女の深い味わいが唄える領域に入っている。持ち前の高音域の魅力に加えて、今は中低音も自在。音色も実に多彩になって歌唱表現は、さすがベテランと納得させられる。あとはきっと歌手イメージのプロデュース次第かも…。 30年を振り返ってもらった。
「事務所やレコード会社共に温室育ちで、そこから吹き曝しの所に飛び出して行きました。人として歌手として、たくさんの事を吸収させていただきました。温室の中で育った高級メロンとは違って、地に根を張ったマイブランドの実が出来始めているように思っていますが…」
 それが素の“純な心と大人の艶”なら得難い新魅力。今後の新展開に大きな期待が湧いて来る。カラオケ好きの女性の皆様も松原のぶえ歌唱のように同曲を唄ってみれば、きっと好きな男性の胸にジーンと染み込むこと必至で、その意でも人気曲になりそう…。
「無理に作った劇的な舞台設定ではありませんから、誰もが詞曲に従って素直な気持ちで作品世界に入って行けると思います。私もレコーディング中に感極って涙ぐんでしまいました」
 今年の主な活動は…
「大ホールではなく中・小ホールの会場で、会場のお客様としっかりと触れ合った全国展開を考えています。わたしのこと、つい会場を賑やかに盛り上げたくなってしまいますが、しみじみと深く触れ合うのも大事なことかなぁと思っています」
 松原のぶえの笑顔の奥に秘められた心を感じたら、その新魅力にさらに夢中になりそう…。

『桜、散る海』
2008
2月6日発売
作詞:たかたかし
作曲:弦 哲也
編曲:宮崎慎二



松原のぶえ 『春待さくら草』
久々のメジャー曲は聴いて唄って元気になれる…人生応援歌
キャラクターと一致の新“のぶえ節”誕生


「ソングブック」06年11月号掲載

前々作、前作で“マイナーのぶえ節”を確立し、
今度は等身大の説得力ある“メジャーのぶえ節”に挑戦…


 その声その歌唱に大きな特徴を持たなかった松原のぶえが、中低音のパワーを増し、持ち前の高音域を効果的に使って『別れの霧笛』『霧幻海峡』でしっかりと“のぶえ節”を確立した。そして期待の新曲…。聴けば思わず「おぉ!」と驚いた。油が乗った真骨頂発揮“マイナーのぶえ節”かと思いきや、メジャー曲に挑戦でした。
「岡先生が数パターンの曲を作って下さった。私はじっくりと聴いていただくマイナー曲が得意ですが、今回は元気で陽気…私のキャラクターと一致のメジャー曲に久々の挑戦です」
 そう言われて振り返れば、若き日の松原のぶえは『演歌みち』『蛍』などのメジャー曲でヒットを放ってきた。 16年〜20年前のそれら作品を改めて聴けば、高音で軽快に弾けて可愛いこと。ヒットも納得です。
「…でしょ、あの頃は20歳前半。今、久し振りのメジャー曲挑戦に、最初はどう唄っていいものか戸惑って…」
 だがあの頃と同じように唄ったら、そりゃ“ブリっ子”ってもの。さて…
「この詞が大好き。2コーラス目に♪痛いの 痛いの飛んでゆけ〜とあります。子供の頃に母にそう言ってよく撫でてもらったことを思い出したら、そう、少女のように弾んで唄うのではなく、母のような大きな優しさ、包容力をもって応援歌のように唄えばいいんだ、と気付いたんです。 40歳半ばのいろいろ経験を積んできた今の私が、疲れている方、悩んでいる方に元気を取り戻していただきたく唄う人生応援歌、そう唄えばいいと思いました」
 なるほど…。明るく弾んではいるが、その声その歌唱にに人生の重みや錆もあって、従来とは違った“メジャーのぶえ節”になっている。
「川中美幸先輩の幸せ演歌は周囲をカラッと明るくしてくれますが、私のメジャー演歌はそれともちょっと違いますね。まだ完成はしていませんが、これからステージでずっと唄って行くことになりますから、今の自分らしさを強調できたらいいなぁと思っています」
 そして自身のステージに言及する。
「私はこういう性格ですからトークは明るく元気に弾けています。でも唄えばマイナー曲ばかりで暗い雰囲気になる。私にはこうしたメジャー曲がどうしても必要だったんです」
 こうした幾つもの抽斗を持てばステージの楽しさも深まろう…。それを可能にしたのも声質進化があってこそ。
「“えっ、そこまで出るの”と私の中低音にディレクターが驚いてくれます。“ここはよく響きます”とそんな十八番の音域も出始めています。加えて従来のファルセットも相変わらずですから、今後は音域の巾をさらに効果的に遣って行きたいと思っています」
 喉の進化ばかりではなく、フィジカル全般も絶好調…。
「昔はインドア系だった私ですが、今はスポーツや健康志向です。以前のオフ日はひたすら家に閉じこもっていましたが、目下はボウリングとゴルフに熱中です。今まで何故こんなに楽しいことをしなかったんだろうか…。外に出て身体を動かす楽しさに完全に目覚めています」
 ゴルフは離婚後に開始で目下3年目。今後はテレビ番組のプロアマ選やチャリティー・コンペにも出演かも。
 またバラエティー番組も相変わらず積極出演中。最近は漫才「北陽」の伊藤さおりさんがズラと着物で松原のぶえ真似をしていて、相乗効果で人気上昇…。
「旅に出ると中高校生が“あっ、松原のぶえだ”と騒いでいて、何故かなぁと思ったら伊藤ちゃんの物まねの影響だったんですね。歌はまったく似ていないのだけれども、新曲の♪痛いの痛いの飛んでゆけ〜を唄ってくれれば…と秘かに期待しているんですが…」(爆笑)
 こうしたタレント人気からも、陽気なキャクターと一致のメジャー曲を十八番にする意義は大。その意でも今後の第2弾、3弾メジャー曲を期待です。 また 11月8日のアルバム『松原のぶえ名曲選集〜霧幻海峡』ではオリジナル9曲に加えてカヴァーも5曲収録。ここからも新たな可能性が伺えそうで、必聴アルバム。最後に…
「先日(9月17日)、NAK特別企画で“のぶえと『霧幻海峡』体験レコーディング &茶話会”を開催していただきました。テープ審査を経た 12名のレコーディングでしたが、皆さんワンコーラスの喉慣らしで即!本番。そのお上手なことにビックリさせられました。“あぁ、頑張らないと負けちゃぅ〜”が正直な感想でとても勉強になりました。 11月12日にはNAKのお仕事で松山に伺いますが緊張しつつ楽しみにしています」

『春待さくら草』
06年10月4日発売
作詞:下地亜記子
作曲:岡 千秋
編曲:伊戸のりお

アルバム『名曲選集』
06年11月8日発売 @霧幻海峡A朝顔Bなみだの桟橋C海燕DほおずきE無情の海F別れの霧笛G紅い花H恋人たちの神話Iラブ・バラードJごめんね…K冬物語Lミッドナイト・ラブ〜お台場編〜M都会の蜃気楼



松原のぶえ 『霧幻海峡』

小技も効いた堂々たる歌唱。これは発展最中の“大関歌唱”
デビュー28年目にして新たな“のぶえ節”構築。

 前作『別れの霧笛』から『霧幻海峡』へ、松原のぶえの進化が目覚しく、新たな“のぶえ節”誕生の感がある。併せてバラエティー番組でのキャラクター発揮も注目。どこかで大きな自信を得たに違いない。ガウスEに移籍したかと思ったら、同社は徳間ジャパンに吸収。新曲を聴くと、そんな波瀾含みの状況を忘れさせる見事な歌唱世界に酔わされる。
 ドラマチックなイントロを経て発せられるのは、まずは繊細なビブラートを隠し味のように駆使しての哀切感満ちた女の未練。引き込まれて聴きこめば、女のモノローグ(語り・独白)が次第に心の叫びとなり、強弱繰り返しで揺さぶりつつ、サビの♪北海峡〜の圧倒的な歌唱で一気に感動へ誘います。小技をたっぷりと駆使しつつ、持ち前の声量で中低音からファルセット直前に喉が開いての大絶唱。メリハリ豊かな堂々たる歌唱組み立てに“横綱歌唱”の感だが、まだまだ発展途上だから“大関歌唱”か…。どこかで大きな自信を得たに違いない。インタビュー室をガウス Eから徳間ジャパンに変えて意欲を語ってもらった。
「大きなレコード会社では、多くの歌手の中で埋没しがちでしたが、ガウスに移籍したら“ウチの一枚看板の気持ちで頑張ってくれ”と言われ、全社一丸のプッシュをいただきました。私も前向きに頑張って、スタッフの皆さんと一体となる手応えを得たんです。今まで曖昧だった自分の存在が明確になって…(こう語るインタビュー最中に、徳間ジャパン社長が顔を出す)。ねっ、こちらに移っても皆様が一生懸命に応援して下さる。“あぁ、私は必要とされているんだ”。その認識が今までにない自信と自負を生んでくれたのだと思います」
 加えて歌唱面でも新境地を語る。
「私の声や歌唱は、今まで特徴がありませんでしたが、前作『別れの霧笛』とこの新曲で待望の“のぶえ節”ができた、私らしさが出せたと思っています」
 デビュー28年にして新たな世界の構築は、真摯な姿勢あってこそ。前作を振り返ると、中低音がよく出てきて、持ち前の高音域がより効果的になっていた。新曲はその上に、メリハリある組み立てとサビ♪北海峡〜で発揮したパワフルな高音歌唱が大魅力。
「ひっくり返ってファルセットになりそうですが、ここで喉が開いてグッと押し出す歌唱ができました。さぁ、カラオケ自慢の皆様、このサビに挑戦してみて下さいって気持ちです」
 それらが実現できたのも、この楽曲あってこそ。
「前作でデビュー当初の“演歌”に戻ってファンの皆様に喜んでいただきました。その期待を裏切らないように、先生方が前作の続編のように仕上げて下さった…」
 前作は…過去を断ち切って、海峡を渡った女性の心情。新曲は“行くな”と言われたら船に乗らずにいたものを…と未練を断ち切れぬ絶叫。共に“霧”がらみ。
「前作と作家は違いますが、続編のような詞を書いて下さった。田尾先生のメロディーも私の特徴を強調するかのようで」
 カップリングは愛沢峻也とのデュエット『ミッドナイト・ラブ〜お台場編〜』。念願の“のぶえ節”構築で意気上がるところだが、ここではデュエットソングの鉄則、女性はあくまでも可愛く寄り添って…。まるで可憐な乙女のように支えられる役に徹してる。そう言うと、巨体揺さぶって豪快に笑った。
「愛沢君が子供っぽい声なんです。それで私が普段の声で唄うとオバさんと少年のデュエットになってします。愛沢君に大人っぽく唄ってもらって、私は可愛く唄ったんです」
 引くべきことを心得て、これぞベテランの域と言えましょう。なお愛沢峻也は「のぶえオフィス」所属で、一昨年にガウスEから再デビューしていて、 4月に徳間ジャパンより『夏の香り』発売予定。
 また松原のぶえは、そうした音楽面の充実の一方、最近はバラエティー番組でも元気いっぱい。
「そろそろデビュー30年になろうとしています。バラエティー番組などに呼んでいただいて、いつまでも控えめのままではいけないでしょうから、最近は積極発言、元気炸裂でやっています」
 観光地からのレポートをやれば、元気で面白い隣のお姉さん的な存在感を遺憾なく発揮。そうかと思えば料理番組「愛のエプロン」で“まずい”の評価に号泣し、「恐怖の食卓」では間違ったプロテイン・ダイエットによって 5年後、10年後の恐るべき診断に絶叫などで、ここでも存在感を発揮です。これらを反映して自身のステージ・トークも爆笑渦巻くシーンも…。
「最近は開き直って、素を出しているんです。その方が自分も楽ですし、またそれが面白いとお声をかけてくれる番組が増えています」
 歌手としては小技も効いた発展最中の“大関歌唱”、タレントとしてもユニークなキャラクター発揮の両面充実。 30周年に向かって大きな“のぶえブーム”が来るような予感がする。

●2月8日発売日の翌日に東京・竹芝客船ターミナル出航の東京湾クルーズの豪華レストランシップ「ヴァンテアン」で一日船長のキャンペーンを実施。
●歌唱アドバイス:2行・2行・2行+サビで、それぞれ詞の展開が違いますから上手に唄い分けて下さい。最初の2行が情景描写。ワァと情景を描いて引き込んで下さい。次の2行は語から心の叫びへ。ファルセットで軽く流さず心の葛藤を表現。次は述懐の気持ちから最後のサビ♪北海峡〜です。どこまでパワフルな高音で叫べるか挑戦して下さい。

『霧幻海峡』
06年2月3日発売
作詞:いとう彩
作曲:田尾将実
編曲:南郷達也


松原のぶえ 『別れの霧笛』

ガウスE移籍第1弾の心機一転、新たな旅立ち
♪過去を断ち切り 出直す時に 女は海峡 渡ります〜

 霧笛を思わすSEから市川メロディー。唄いだしから今までになかった中低音の響き。存在感いっぱいの歌声。
♪過去を断ち切り 出直す時に
 女は海峡 渡ります〜
 思わず “おぃおぃ・おぃ…” と叫べば、松原のぶえはニッコリ微笑んで言った。
「公私ともに意味深でしょ。離婚、そしてコロムビアMEからの移籍。ここには今までの衣を脱いで素になった私がいます。歌手としても新たな私も…」
 まずは人として…
「そう、私は歌手の前に人です、女です。プライベートの部分で愚かさ、恥ずかしさをさらけだして、一時は落ち込んでいたけれども、ありのままの自分を表に出したら、フッと肩の荷が消えていたのに気付いたんです。そうだ、地の私でいいじゃないか、と思いました。自然体で生きはじめたら、この等身大の詞にめぐりあいました」
 作詞家と打ち合わせをしたわけでもないが “その辺は女として分かりますよ。さぁ、振り向かずに海峡を渡りましょ”という作詞家の心意気が松原の胸に伝わったと言う。
「いろいろなことを経験して、それが心の財産になった。私、ちょっと大人になったのかもしれない。こういう詞が、歌がわかって唄えるようになっているのですから…」
 して、そのメロディーは…
「今まではどちらかというと高い声中心でしたが、年齢とともに低い声が出てくるようになって、今回は低い音域と高音域で聴かせる部分をミックスしたメロディーを市川戦先生にお願いしました。先生の曲は久しぶりで、その幅広いメロディーならばこその表現に挑戦です。デビュー時に戻ったような緊張したレコーディングでした。結果は先生から“切ない唄い方もよくできている。さまざまな経験が無駄ではなく、歌唱に生きている。これからもっともっといい歌、いい恋をいっぱいして行きましょう”とお褒めの言葉をいただきました」
 一語一語、実にていねいな歌唱。その中低音で説得力・存在感を増し、繊細な表現(特に高音のビブラート)で情感が満ちて胸にビリビリと迫ってきます。聴く者はエンディングが終って思わず唸ります。“うまいなぁ〜”と。これぞ“新のぶえ節”。
 心機一転による三つ目の変化は、移籍による環境変化…。
「老舗の歴史、大組織のコロムビアさんから若い会社ガウスへの移りました。世間の風にさらされた私ですから、温室ではないこの小さな会社がお似合い。共に大きくなれたらいいなぁ、と思います。新生・松原のぶえに最もふさわしいレコード会社です」
 移籍第1弾シングルではデビューの初心に戻ってレコード店キャンペーン、ユーザーとの握手会などを積極展開して行きたいと言う。
「本当の自分を見ていただく、会っていただく、握手をしていただく。自分で動いて、相手の眼を見て、握手で肌のむくもりを感じ、そして自分で自分の責任を負う。他人任せではいけないってことも勉強させていただきましたから…」
 お店、ユーザーと直接触れ合っていれば間違いはなしだろう。心機一転はまた“原点”確認でもあったと言う。こう熱く語り続ける彼女をみていると、いよいよ“本物”かな、という感がしてくる。実力派ゆえに大ブレイクを期待させながら足踏み状態が続いていて、本格勝負の時が巡ってきたのでしょう。すべてが新たになれば、そのステージングも変わってきたとも言います。
「ステージやテレビ、ラジオのトークでもありのままの自分を出して行こうと思っています。今感じたことを素直に言う、それがいいと思っています。もしその発言が間違っていたら、素直に“ごめんなさい”と言える自分でもありたい。それが“日々を素直に一生懸命に生きる”ってことだと思うから…」
 2年前、平成15年の歌手生活25周年記念曲『蒼い月』は自らの作詞で、若い層から大きな支持を得た。文章を書くのも得意な彼女は、新曲のカップリング『都会の蜃気楼』でも補作詞Nonで参加している。これまたアップテンポでおしゃれな楽曲に仕上がり。
 「ソングブック」でもエッセー連載が決定した。書くことは自身を見つめ直すことにもなりましょう。自分をプロデュースして行く上でも良い効果を生むだろう。現在44歳。まだまだこれからに期待です。


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