平成15年、55歳。五木さんの新たな旋風が始まる!
〜五木倶楽部会報・新年号よりリライト構成〜
潟tァイブズエンタテインメント第1弾、第2弾シングル連続受賞から、
第3弾シングル『北物語』へ

新会社第1弾シングル『傘ん中』、「第35回日本作詩大賞」大賞受賞!
 平成14年11月24日、夜7時よりテレビ東京「日曜ビッグスペシャル」として「第35回日本作詩大賞」審査が同局天王州第1スタジオより生中継され、阿久悠作詩『傘ん中』が大賞を受賞した。新会社ファイブズエンタテインメントの記念すべき第1弾作品に冠です。当日の審査は72作品の中から12作品が選出されての最終審査。同一作家で2作選出された方もいて、全10名の作詩家と12名の歌手が次々に作品歌唱。各曲毎に作詩家によるイントロ・ナレーションがあり、阿久さんは『傘ん中』に寄せて「この厳しさ増す世に、思いやりと優しさの大きな傘が欲しくて…」と趣旨説明。
 全曲歌唱紹介後の審査結果&表彰式は、まず特別賞と優秀作品賞発表があって、最後に大賞発表。ここで阿久さんがグッとあごを引いて固唾を呑む表情が映って、期待が一気に高まります。「大賞を発表致しま〜す。『傘ん中』…」。
 阿久さんと五木さんが立ち上がってガッチリと握手した。阿久さんに審査委員長・鈴木淳氏よりトロフィーと賞状が授与され、阿久さんは…
 「名人が唄いましたから、五木さんのお陰です」
 そしてこう付け加えた。
 「五木さんとはこれで三度目の受賞です。今までに昭和57年の第15回『契り』(阿久悠作詩/五木ひろし作曲)、昭和63年の第21回『港の五番町』(阿久悠作詩/五木ひろし作曲)で受賞しています」
 五木さんは「船村徹作曲、阿久悠作詩と両巨匠による楽曲を唄わせていただいて、歌手冥利に尽きます」
 さらに阿久さんは…
 「若者一辺倒の音楽シーンに、なんとして歌謡曲の逆襲を成し遂げたい…」
 と意欲に充ちた発言。栄光の大賞トロフィーを胸に抱く阿久さんの隣りで、五木さん『傘ん中』の再熱唱でした。唄い終わって再び二人は固い握手。このファイブズの快進撃はさらに続いて…


第2弾シングル『愛のメリークリスマス』も、第44回日本レコード大賞・企画賞受賞決定!

 12月3日、第44回日本レコード大賞の審査会がTBSで開かれ、各部門賞が決定した。ファイブズエンタテインメント第2弾シングル、五木・孝雄+ハロー!プロジェクト聖歌隊。『愛のメリークリスマス』が10代の「モー娘。」から70代の船村徹さんまで世代完全縦断が評価されての、企画賞受賞です。なんと、新会社の第1弾、第2弾と立て続いて冠を戴く偉業達成。こんな凄いレコード会社、他にありませ〜ん。そして、兼ねてより五木さんは55歳に最高の輝きを発揮したいと語っており、その55歳に向けて新会社設立、第1弾、第2弾シングルのヒットと冠を戴き、その大旋風開始の予感をブリブリさせて、いよいよ平成15年、55歳へ突入です。


…平成15年1月22日リリース『北物語』は、早くも同年の代表ヒット曲になりそう…。作曲、作詩、歌手の第一人者が王道を突き抜けて、新たな歌世界を展開です。これはもう“歌謡曲の金字塔”的楽曲の誕生。“これは凄〜い!”と絶賛に違いない大ヒット期待曲です。


『北物語』

作詞:阿久悠/作曲:船村徹/編曲:川村栄二 C/W『早春』作詞:阿久悠/作曲:船村徹/編曲:蔦将包

 五木さんのレコード会社、潟tァイブズエンタテインメント絶好調です。第1弾シングル『傘ん中』が発売と同時に大ヒットし(6月26日発売で5週連続1位を記録し、12月末もチャート上位をキープ)、年末「第35回作詩大賞」大賞受賞の勢いを得てさらに大きなヒットに盛り上がりつつある最中、今度は第2弾シングル『愛のメリークリスマス』が、ハロー!プロジェクトの10代アイドルから“五木・孝雄”の50代、阿久悠さんの60代、船村徹さんの70代という世代縦断曲として話題沸騰。第44回日本レコード大賞・企画賞を受賞。文字通り「新たな五木旋風」を予感させる力強いバイブレーションを感じさせ、そしてつ・遂に“旋風本番”楽曲の登場と言っても過言ではないだろう、それは凄い!絶賛間違いなしの作品が1月22日にリリース決定です。
 
55歳を直前にした五木さんの第3弾シングルは『北物語』。むろん作詞は阿久悠、作曲は船村徹の両巨匠。意表を突く出だしの高音、長音符から、細波のようにキラキラと光り揺らぐメロディー、そして再び流れる霧のようなサビ。そのメロディーは、僅かワンコーラス1分そこそこなのでしょうが、それはまるで“深山幽谷”の神秘な世界を彷徨って感じられるような、探りきれない奥行、深さを感じさせる船村徹渾身メロディーです。これは奇をてらっての斬新さではなく、船村徹が自身の王道メロディーから逸れず、その世界をさらに深め、突き破って拓いた新たな画期的なメロディーと言っていいのかもしれません。
 そして、その素晴らしいメロディーによって、さらに深化した五木さんの女唄歌唱が最大の聴きどころになっています。久々の五木さんの本格おんな唄で、改めて「あぁ、五木さんの本領はやっぱり“おんな唄”なんだなぁ〜」と再認識させられます。加えて阿久悠さんの詞で、私たちは北へ旅する女性の、深い胸の中に誘われ、心地好い感動の粟立ちを覚えつつ、もう釘づけです。結果的に繰り返し・繰り返し聴かずにはいられない、それは味わい深い世界に遊ばせてくれます。
 前作『傘ん中』は、「作詩大賞」受賞が語るようにどちらかと言えば“詩”が際立った楽曲でしたが、『北物語』は“船村メロディー”と五木節の真骨頂発揮楽曲です。
 前作『傘ん中』発表時に船村、阿久両先生は…
「カラオケするのが難しいように作っています。聴いていて<プロってすごいなぁ〜><大人の歌っていいなぁ〜>と実感できる楽曲を目指しています」
 と語ってくれましたが、新曲はその言葉がさらに具現化されています。歌謡曲、演歌の低迷が永い間にわたって続き、それは旧態然としたワンパターンの域から脱せられないからと指摘されて来ましたが、この新曲は奇をてらった斬新さではなく作曲、作詞、歌唱…それぞれの第一人者が王道を深め、限界の壁を突き破るようにして構築した新たな歌世界です。まさに第一人者が集った成果を得たスーパー作品と言えましょう。五木さんが兼ねてより宣言していた“新たな五木ひろしの代表ヒット曲”の予感がビリビリすると同時に、早く平成15年の代表曲になる期待が寄せられます。
 またカップリング『早春』も船村徹・阿久悠楽曲。春の訪れを待ち望む、季節感ピッタリの作品です。

 目下『傘ん中』 『愛のメリークリスマス』のダブルチャートインで、大きな大きな<五木旋風>が吹き荒れそうな気がして来ました。さぁ、皆さん、五木さんの55歳大旋風の始まり・始ま〜り。新曲『北物語』に胸を躍らせ、青春に戻った気分で大プロモーション、大プッシュを再びよろしくです。3作品の同時チャートインと参りましょうか…





HOMEに戻る