●8月27日発売『逢えて…横浜』●
〜会報79号掲載より〜
鈴木淳作曲家生活40周年記念曲
『逢えて…横浜』
作詞:悠木圭子/作曲:鈴木淳/編曲:今泉敏郎
C/W『いのち恋歌』
作詞:悠木圭子/作曲:鈴木淳/編曲:前田俊明
軽快なサウンドとテンポに乗って五木さん久々に甘いヴォーカル
陶酔の世界へどうぞ。これぞ“エンターテインメント歌謡曲”
五木さんファンにとって鈴木淳さんと言えば、五木さんの平成11年(1999)4月リリースの歌手生活35周年記念シングル『再り会い』でしょう。そして五木さんの40周年を来年に控えた今、鈴木淳さんが1年早く作曲生活40周年です。氏は昭和37年に音楽之友社「ポップス」編集長時代に松竹「逃亡と掟」の映画音楽を担当したのをキッカケに作曲生活を開始。初めての歌謡曲・作曲は西田佐知子唄の『恋なんてしたくない』で、最初の大ヒットは昭和42年の伊東ゆかり『小指の想い出』でした。以来、ちあきなおみさん、石原裕次郎さん、八代亜紀さん、そして田川寿美さんなど多くの歌手に作品提供。現在は(社)日本作曲家協会・理事長はじめ数々の要職にあり、音楽賞受賞も多数。
五木さんとの出会いは会報63号の『前略、ひろし様』で、愛弟子・田川寿美さんを交えたハワイでの五木さんとの歓談翌日に、奥様・悠木圭子さんが詞を、鈴木さんが曲を創って『再り会い』を完成させた経緯などを語って下さっています。(★に収録)
さて『逢えて…横浜』。キラキラと軽快に弾むサウンド、アップテンプながら甘くムーディーな歌謡曲です。五木さんのここ最近の楽曲は、船村徹・阿久悠作品でジックリ聴かせる作品(小西良太郎プロデューサーは、作品が有する“文学性”ある楽曲群と説明しています)が多かったのですが、この曲は聴きつつ考える間も与えぬ(理屈を拒否するかのような)軽快テンポで、甘いムードにグイグイと惹き込んでくれます。気が付けば、あなたは雨の横浜で甘く寄り添う二人だけの世界のヒロイン…。
五木さんのスィートな歌声にリードされつつ、知らずうちに身体揺らして唄えば(カラオケしている)、もう外の世界は見えない陶酔の中です。歌謡曲全盛期のまさに“エンターテインメント歌謡曲”とでも言いたい楽曲です。 五木さんの、ここまで甘いヴォーカルも久し振りす。さぁ、思う存分にシビレていただきましょうか…。
カップリング『いのち恋歌』は、しっとり濡れた恋歌です。
現在、五木さんのプロモーション中のシングルは『望郷の詩』と『逢えて…横浜』です。両曲プッシュをよろしくお願いしま〜す。
★会報63号(平成11年10月1日発行)掲載〜『前略 ひろし様』 作曲家・鈴木淳さん
五木ひろしさんの三十五周年の年に、まさか僕の作品『再会(めぐりあい)』を歌って貰えるなんて今年の正月には考えてもいませんでした。
五木さんと僕は、「作品を書く」という意味では今迄あまり縁が有りませんでしたし、あなたのまわりには素晴らしい作家が沢山おられて、お会いすることがあっても挨拶をする程度でした。
ところが、昨年の「明治座公演」に僕の愛弟子・田川寿美を共演させて頂いた時から、五木さんと僕は、予期せぬ不思議な出会いをすることが実に多くなって来ました。
それも今から考えると、どうしても「神様の仕業ではないか…」と思うような「めぐりあい」が何度もありましたね…。
…遂に「これは、ただ事ではないぞ…」と思ったのは、僕たち夫婦と田川寿美が何とまたまた、ハワイであなたと会った時です。
ご家族と一緒の食事に我々三人を誘って頂き、五木さんの海辺の別荘で時が経つのも忘れて歓談をしたり、あなたのお子さん達との微笑ましい触れ合いに感動した僕達は、自分の部屋に帰っても「五木さんの素晴らしいお人柄の話」ばかりでした。
早速、翌日から女房(悠木圭子)は詞を、僕は曲を…と、ハワイに居ることも忘れて五木さんの作品創りにかかりました。やがて悠木が僕に渡してくれた詞のタイトルは、なんと「めぐりあい」ではありませんか…。
運命的な“何か”を感じながら、一気に曲を書き上げました。
こうして生まれた作品『再会(めぐりあい)』は、五木さんの歌唱によって更に新しい生命を与えられ、日に日に輝いております。
五木さん!僕はあらためて、この大きな感動を与えて呉れたあなたと、不思議で…そして素晴らしい“五木ひろし”さんとの“めぐりあい”を頂いた神秘にも感謝したいと思います。
本当に、ありがとうございます。
新曲『逢えて…横浜』発表&握手会を横浜で開催〜
8月28日、そごう横浜店3F広場は五木ファンがいっぱい・いっぱい〜