1月17日:ラジオデー・誌上レポート(会報第77号掲載分)
〜新曲に賭ける熱きメッセージ〜

 『傘ん中』に次ぐラジオ・キャンペーンが1月17日より全国展開されました。ここでは17日のキャンペーン・トークを誌上再現です。55歳、今年の勝負曲『北物語』に賭ける五木さんの熱きメッセージが充ちています。

●文化放送「吉田照美・小俣雅子の…やる気MANMAN!」(生放送)
「今日のゲストは1月22日に『北物語』をリリースする五木さんです。では恒例の突撃クエスチョンから…」
「お正月はどう過ごされましたか」
「家族で裏磐梯の温泉付きスキー四日間を楽しみました。僕は福井出身ですから子供の頃から山スキーをやっていましたが、今では子供達も全員が滑れます。特に長男は僕より上手くなっているんじゃないかなぁ。僕を置いてコーチと遥か上の上級コースですから…」
「記憶に残るプレゼントは」
「いただいく物はみんな嬉しいです(爆笑)。そう、子供達からのプレゼントはメッセージ付きで、振り返ると成長記録になっていますから、これは貴重です」
「夫婦喧嘩をして、謝るのはどっち?」
「必ず、僕が謝ります」(爆笑)
 ここで『北物語』皿まわし。そして同曲テーマに話題が移ります。五木さんは…
「阿久さん、船村さんがガップリ組んでアルバムを創って下さった。その過程で次々にシングルが出来て、その第3弾です」
 ここで小俣さんが1月26日のレコード店キャンペーンのスケジュールを発表。
「ここまでやるのは“よこはま・たそがれ”以来です」と説明。次に3月14日のバースデーコンサートの紹介。五木さんが55歳を輝ける年に…と語ると
「そう言えばニューヨーク・ヤンキースに移籍の松井選手の背番号も55で、今年は55が注目です。ぜひとも『北物語』を大ヒットさせ、来年の40周年へ勢い良く進んで下さい」
 とエールを送って下さった。
●文化放送「走れ歌謡曲」(2月4日深夜放送分の収録。パーソナリティーは火曜日担当の中尾美穂さん)
「平成15年、第15回美浜マラソン、美浜町制50周年」
 と中尾さんが言えば、五木さんは…
「ラッキーナンバー5を振り返ると、昭和39年に第15回コロムビア全国歌謡コンクールに優勝してデビューのキッカケを掴み、『夜空』で第15回日本レコード大賞でした。そして今年2003年の2+3で5です」
 ここから新曲の話題に…
「阿久悠、船山徹コンビの集大成が『北物語』です。船村さんには数多くの名曲がありますが、その中でも久々に船村メロディーの真髄を発揮された、そんな気がするほどの凄いメロディーです。歌はドラマを演じるのと同じだとよく言いますが、風が吹き抜け、汽車が走り去る…、そんな情景イメージが伝えられたら、と思っています。上手く唄おう!ではなく詞のドラマ性に集中して唄っています」
 そして話題は、5月明治座公演に…。
「何かと暗い時勢ですから、逆に楽しく明るい痛快時代劇をと思っています。大立ち回りも派手にやってみたく思っています」
 最後に、こう締め括ってくれました。
「以前から今年をいい年にしたい!と言って来た。今までも有言実行で来ましたので、今年も有言が実現するよう、皆様に応援していただきたくお願い致します」
●ラジオ日本「田島喜男の演歌です スペシャル」(1月27日深夜“早朝”放送分収録)
 田島さんも最初の話題は55歳の輝きについて。五木さんは…。
「20代後半か30代最初の頃から、人生経験を積み重ねた50代が最も輝く年代で、そのピークが55歳だと言って来た。そのための流れも自然に整って…」
「ご自身のレコード会社まで設立されて、これにはびっくり致しました」
「さぁ、今から行くゾッ!と決意した時に、徳間社長が亡くなられて、大博打とも言える新会社設立で、これに折り良く阿久、船村両先生がバックアップして下さる感じで、思ってもみなかった力強い旗揚げになった。両先生に見守られ、後押ししていただく形で、本当に幸運だと思っています。しかも第1弾『傘ん中』が作詩大賞受賞。阿久さんは“歌謡曲の逆襲”を目標に活動なさっていたから、意義ある受賞になりました」
 田島さんは…
「『傘ん中』『愛のメリークリスマス』、そして『北物語』、アルバムも間もなく完成でファイブズの顔が早くも出来ましたね」
「私が50代、阿久さんが60代、船村さんが70代…それぞれの男の生き様を創って行こうとアルバム制作に入って、その過程から先行シングルとして3作のリリースになった。アルバム・レコーディングもようやく終了し、全14曲で6月にリリースです。すでに大きな時代を築いて来られたお二人が、流行歌が埋没している現状を憂いて、これではいけない!と立ち上がった。そんなお二人の気持ちが凝縮して込められた『北物語』です。僕にとっても勝負曲です。どこまで皆様方に受け入れていただけるか、僕の闘いが始まります。船村メロディーには『ひばりの佐渡情話』『哀愁波止場』など難しい曲が多く、これも真っ向から歌い手に勝負を挑んで来た曲です。出だしからサビ、最初の二行に船村メロディーが凝縮されています。普通は二小節か四小節で区切られるものですが、ここでは三小節+三小節という珍しい刻み方がされ、なんとも不思議なメロディーに仕上がっています。列車の汽笛の音が、風が自分の前をサァ〜ッと吹き抜けて行く、そんな動きをイメージして唄っていますから、その辺が皆様に伝えられたらいいなぁと思っています」
 田島さんはまた…
「『愛のメリークリスマス』が船村さんのメロディーだと伺った時は驚きましたねぇ」
「堀内君と、さらに聖歌隊も…と、そうしたアイデアがあってのアレンジです。編曲次第でここまで変化するってことですね。結果的に船村さんのお嬢さんがとても喜んだと聞いています。“パパはこんな曲も出来るんだぁ〜”と」
 そして『愛のメリークリスマス』カップリング『旅立つ君に』に話が及びます。
「今、同曲をコンサート最終曲として唄っています。これはインターネットで一般から詞を募集しての優秀作品で僕の作曲です。若い方の作詞かと思われていますが、実は70歳の方です。レコーディングの時にお会いしまして“この詞はどのようにして生まれたのですか”と訊ねてみれば、募集の際の僕の“自分の子たちと共に口ずさめるような…”というコメントからイメージが膨らんだという。で、作曲する段階で僕がイメージしたのが、長渕剛君の『乾杯』でした。あんな感じの曲が出来たらいいなぁと…」
 ここで『旅立つ君に』の皿まわし。
「伺っていますと、まさに八面六臂の活躍で身体が幾つあっても足りませんね」
「身体もそうですが、頭も肝心です。“あぁ、疲れた”と思えば、不満が顔に出る。心のなかで忙しさへ感謝する気持ち、それが明日の目標につながっていると考えれば笑顔と元気が出る。こうした前向きの思考を常に保って、心身共健康が肝心です」
 …と五木さん、人生哲学を披露でした。
●ラジオ日本「夏木ゆたかの演歌いちばん」(生放送)
 まずは『傘ん中』皿まわし…「同曲リリースの時に出演して下さいました。そしてあの時の宣言通りの大ヒットになりました」
 と夏木さん。これに応えて…
「新人の気持ちでキャンペーンに動き回りましたから…。応援して下さる方々が喜び、頑張って下さっている。そんな時はこっちもグリグリとまわるのが鉄則です。今、改めて阿久・船村さんと本当に素晴らしい出会いをさせていただいた、と思っています」
「その結果、見事に作詩大賞受賞でした」
「阿久さんはそこに向って真っ向から勝負を仕かけて来ています。あの前向きな姿勢は30年間少しも変わってないんですね」
「その意では船村先生も同じですね」
「えぇ、で阿久さんが作詩大賞をいただきましたから、今度は船村先生と僕の番です(笑い)。すると、これはもうレコード大賞しか外にないんです。これなら三人の受賞です。三人共、今までに賞をたくさんいただいているのに、今も賞を一番欲しがっているです(笑い)。三人それぞれが切磋琢磨に攻めぎあって120%の作品が生まれたと思っています」
●ラジオ日本「杉紀彦のラジオ村」(22日10:30放送の収録)
 杉さんは…「今日は“演歌進化論”と題してお送りします。50、60代の方には印象深いお話になるかと思います。とにかくこんなにエネルギッシュな方は外にいない。間もなく55歳ですがキラキラしています」
「ありがとうございます。僕は20代後半頃から、50代を最も輝ける年代と定め、そう言って来たんです。その50代の真ん中が55歳ですから、ぜひピークにと…」
「とは言え、そこに登り切れば、またその先に新たな目標を作るのが五木さんです」
「そこから60代につながって行きますからね(笑い)。常にもっと上の目標を掲げて有言実でステップアップして行く。人生ってそういうもんだと思っていますから…」
 ここで『千曲川』をしみじみ聴いていた杉さんは…
「五木さんは歌謡曲・演歌が最も輝いていた時期に力をつけて来た。ある一時期、カラオケブームに胡座をかいていた傾向もあったけれども、そんな時にも志を高く有した方々もいて、今も残っているのはそうした努力を重ねて来た方だと思いますが…」
「う〜ん、外の方のことは分かりませんが、僕はどんな時代にも一曲一曲頑張って来た。今もそうして一曲づつ大事にしていて闘っている。全体状況が悪い時にこそ、頑張り甲斐もあって、そこに勝機もあるのでは…」
 最後に五木さんは…
「五月が明治座、七月が御園座、十月が新歌舞伎座予定です」
 と今後の公演予定を紹介。
 なお五木さんは、これらラジオ出演後に休む間もなくカバー&セルフコレクション・アルバムのレコーディングに突入でした。スタミナ、精神力共に想像を絶するパワー発揮で「あぁ、凄いなぁ〜」と改めて敬服。さぁ、私たちも五木さんの情熱に密着し、とことん燃え上がりましょう。

以下はキャプション・コピー
文化放送「吉田照美・小俣雅子の…やる気MANMAN!」収録を終えてホッ!の五木さん。
文化放送「走れ歌謡曲」の火曜日パーソナリティー・中尾美穂さんと…
ラジオ日本「田島喜男の演歌です すぺしゃる」田島さんと… 
ラジオ日本「夏木ゆたかの演歌いちばん」生放送のCMタイムの合間にパチリッ!
ラジオ日本「杉紀彦のラジオ村」で杉さん、柳沢順子さんと…


 

             

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