三田文学
No.86(夏季号) |
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2006年7月10日発売 |
定価950円(本体905円) |
目次 |
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・小説 |
プルタブ29(100枚) |
岡風ウ一 |
海の乳房 |
庵原高子 |
桃の花 連作「晩年まで」 |
立松和平 |
・対談 |
現代の文学に
太宰治がつきつけるもの
いま太宰治について書くとは/太宰を意識していた三島/思想でもなく信仰でもなく/政治と文学/戦後を超える誘惑的な言葉/「母」性的な言葉/批評のスタイルとテーマ/現在の文学状況 |
富岡幸一郎
田中和生 |
・評論 |
プルースト逍遙 第5回
大童 |
室井光広 |
堀口大學
夕ぐれわれ水を眺むるに(リオ・デ・ジャネイロ、大正八年) |
長谷川郁夫 |
小川国夫「ヨレハ記」におけるメッセージ
――キトーラ譚[サーガ]の中から |
福田はるか |
・随筆 |
B的生活 |
笠原淳 |
桑の実 |
樋口覚 |
本歌取り |
池田眞朗 |
階段と私の関係 |
蜂飼耳 |
・学生小説セレクション(シナリオ篇) |
迷子の探しもの |
荻原笑子 |
解説 行動から見えて来る |
小瀧光郎 |
・時評 |
季刊・文芸時評 《2006年・夏》
ロマンと、暴力 |
山岡頼弘 |
・会員随筆 |
ろばの耳 |
山崎徳子
服部剛 |
・書評 |
粟津則雄『粟津則雄著作集・第一巻』 |
西村眞 |
遠山一行『モーツァルトをめぐる十二章』 |
鷲見洋一 |
ミヒャエル・デーゲン『みんなが殺人者ではなかった 戦時下ベルリン・ユダヤ人母子を救った人々』小松はるの・小松博訳 |
柴田陽弘 |
大久保房男『終戦後文壇見聞記』 |
徳島高義 |
・連載 |
沈黙の神々 第22回 夫姫伝説・対馬和多都美 |
佐藤洋二郎 |
「三田文学」の歴史(24)
明治44年6月号または久保田万太郎の出発(承前) |
武藤康史 |