TET
 戸棚を整理していると見覚えのないアルミパイプが出てきた。しばし上を向いて考えると”おおっHB9CVのショートバーだよTETの...”20数年前に使った。(しかし、思い出すときは何故結え上を向いて考えるのでしょう?上から記憶が降ってくるのでしょうか?)
 当時の事を書きますと...開局は21MHzで、アンテナは近所のOMに上げてもらったダイポール。小生の部屋2階の軒から隣のアパートの軒に張った、屋根より低いアンテナでした。まあ聞こえる事は聞こえますが全然飛ばないアンテナでした。その後、1年ぐらいしてからTETの2エレメントHB9CVを購入!しかし、これだけで予算を使い果たし(なんと言っても高校生でした)モータまで購入に至らず...2階のベランダから鉄パイプをつきだしてそこにアンテナを設置しました。当然、手動で回転。風が吹けばどこに向いているか分からない状態!でも、DPと比べて雲泥の差でした!!飛んだな〜エレメントが2本になるだけで...

 さて、TETについて印象は...
ユニークなアンテナを販売していましたね。スイスクワッドなんて21MHzからラインアップが有りました。当時は安くてゲインのとれるアンテナって事で使用していたOMもたくさんおられたのではないでしょうか?それとなんと言ってもクロスヤギですね。その名の通りエレメントがクロスしていて格好が良かったな〜144MHzのクロスヤギは結構見かけましたがHF帯のクロスヤギは過去に一度だけ見たことが有ります。そんなに売れていなかったのか?それと性能について...同じ3エレメントでもクロスにしただけでフロントゲインが4〜5dBも高かったと思います。(あくまでもカタログ値)スタックにしていなくてどうしてこの値??
となりますがまあご愛敬ですかね。

 次に品質は...
あまり評判が良くなかったですね。
小生およびローカルさんの事例から...アルミが電腐を起こして白い粉が噴いてくる現象が有りました。タッピングピスもよく上から落ちてきたもありました。当然大風が吹くとエレメントがどこかに飛んでいっていしまいました。それと決定的なのがパーツの欠品が有りましたね。もっとも、TETは拙宅から車で15分ぐらいの所に有りましたので、直に伺いますと、その場で欠品部品を出してくれくれました。

 DXでは....
Wに輸出していたんだと思います。当時、USING TET 3ELE YAGI...なんてフレーズを聞きました。それとトルネードなんて言うネーミングのアンテナも有ったと思います。

 インポートでは...
パロマーのノイズブリッジとかデントロンのアンプも取り扱っていたと記憶しています。ノイズブリッジは当時何に使うんだ?目的が分かりませんでした。赤いプラスチックケースで9Vの電池をむき出しでつないで...でもあれはなかなかの優れもの様で、あんな物で(失礼!)jパートまで分かっちゃたんですね。

 で、何でショートバーだけ有ったのか?
 これが全く記憶になく、恐らく何かに使えるって事で仕舞ってあったとおもう。肝心のエレメントはその後28MHzの3エレメントヤギを上げて、後に4エレメントに改造したときのパーツとして使用した。
発見されたショートバー
給電部のアップ
エレメントキャップ...TETの文字が