『地球最後の日』"When Worlds Collide" (1951)

(2024/02/23記) (2024/02/23 Amazon prime) これもCopilotにオススメを選んでもらった作品。 その出したお題に対してかなりズレた回答だったのだけれど、巡り巡って間違いでは なかった。 どうやら彼(もしくは彼女)はSF作家ネビルシュートとリチャードマシスンの 「地球最後の男」の主人公がごっちゃになった上に、何故か「男」が「日」に なってしまったらしい。 さて、無駄話はこれくらいにして。 制作年代もあるがプロデューサーがジョージパルという事で観ていくと、とても らしい作品だった。 出自は冒頭で触れられる通りのノアの方舟で、故にこの作品以降に作られた同じ出自の 作品を連想させるものも多い。近年の作品(と言えるほど既に近くもないが)でいえば 『ディープインパクト』もスタートがこの作品だったと聞いて納得。 とても時代背景が色濃く残っていて、人道的な主人公達と現実的な人達の行動と 双方描くバランスが割と好き。 前者が強いと嘘くさく、後者が強いとこの時代では話が成り立たせるのが難しくなる。 ヌーベルバーグやアメリカンニューシネマはまだ先の話。 原作もあると知ったので、本作品を観た限りでのツッコミどころがどこまで準拠なのか 読んでみようかな。

『地球が静止する日』"The Earth Stood Still"(1951)

(2008/12/29 at TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7)   (2008/12/31記) 『地球が静止する日』を観ました。(リメイク版のほうね。) いや、実はオリジナルのほうも観た後で記録が出てきたのだけれど、 ゴート以外ほとんど覚えていない。 たぶん中学生くらいの頃だろうから山ほど観た映画の記憶の陰に隠れて しまっているのだろう。 (まぁ再見したら思い出すのだろうが。) それくらいオリジナルの事を忘れてしまっているせいか、割と素直に 楽しむ事ができました。 原作とはもう完全に別物だし。(一部使っているけれど。) この雰囲気を出すために、ある意味タイプキャストとともいえる キアヌとジェニファー・コネリー引っ張ってきたのは正解。 他も、一部を除いて昔(50年代60年代くいらい)の匂いのする キャストを引っ張ってきたのは作品のトーンに合っていたかなと 思います。 (以降ネタバレあり。) 強いていえばラストだけは弱かったかな。 クラトゥを動かす動機も、彼らが去ってからの出来事も、判らない なら判らないなりの余韻を残す事もできず。 あの終わり方ならば一部の人間を除いてはクラトゥが求めていた 方向には向かわず、また愚かな行為を繰り返して今度こそ絶滅され そうな気がする。 そこらへんは圧倒的な(自分たちの)無力感をもっと出してほしかっ た気がするし(ってここらへんの原因は『ディープインパクト』 (not馬)と通じる部分があるかな)、それ以上に個人的には横山 光輝の「マーズ」(not「ゴッドマーズ」)や「W3(ワンダースリー)」 的なもののほうが好き…と言ってしまうとそれで終わりか。

『ちはやふる 上の句』『ちはやふる 下の句』(2016)

(2016/06/02記) 『ちはやふる 上の句』(2016)と『ちはやふる 下の句』(2016)を鑑賞。 (2016/06/02 at 立川シネマツーeスタジオ) 小泉徳宏監督作品は『ロスタイムライフ』以来。そして話題的にはヒョロくんの 再現度でしたが、個人的には上は奏ちゃん下は詩暢ちゃんがツボでした。〉再現度 そして本編。 この尺に収める為にうまくエピソードをシャッフルしたなあ。 とはいっても、原作は読んでいないのでアニメと比較しての話だけれど。 そういう意味で残念だったのは先のエピソードを一部食べてしまったのでこの前 発表された続編は少し大変そうだ。 とはいいつつも、上では太一、下では新が最終的な話の軸となって、それこそブレずに ちはやぶってうまくまとめた所は見事。 その為の中心が千早だからね。 ホント千早していた。 で、実はこの作品で一番気に入ったのは、音が優しかったこと。 アニメで聞き慣れた音が至る所に存在していてそれが個人的に心地よかった。 それこそ前述の二人だったり。 太一はもう個人的イメージが宮野真守一色なのでそこを何か彷彿とさせるものがあったり、 新に至っては福井弁の方言指導が同じ安済知佳であったことが大きかったかな。 耳が音を覚えているというのは、まさにこの作品の肝でもある。 原作にはない音だから変えられてもおかしくない気はしていたのだけれど、いろいろな ところがくすぐられる感じでした。 で、もうひとつ音で言えば、現実の高校生たちが奏でている音はこんな感じ なんだろうな。 感情が乗せきれないつたない喋り方とか、試合会場や校舎内に溢れている音。 それは動きにも繋がっていて、やはりアニメに慣れてしまうと良くも悪くも違いが 気になってしまう。 それくらいアニメのほうは好きな作品なので、ちょっと冷静な判断は出来ない部分は あったかも。 それでも、ああこうだよなと思える作品でした。 あ、ひとつ忘れるところだった。 下の句での新の保育園パートは見事でした。 そうか、あそこをああいじったのはこのためだったんだなという感じで。 上の句で言えば、ええとさっきまで頭の中にあったんだよなあ。くそう。 何はともあれ続編、楽しみだなあ。 ひたすら勝負して成長し続ける彼らと新たに加わる後輩たち。 …泣けてきた。 あとは名人がちゃんと出てくるかだな。

『チャーリーズエンジェル』"Charlie's Angels"(2000)

(98/11/23記 at Niftyserve FJMOVIE 4番会議室)  『チャーリーズエンジェル』を観ました。(2001/01/01 at 新宿オスカー)  私の中学生時代はと言えば、ホント、この「チャーリーズエンジェル」と 「600万ドルの男」、そして「バイオニックジェミー」でしたから、この 『チャリエン』の映画化は、もう諸手を挙げて大喜び。(とはいうものの、 「チャリエン」はシェリルラッド世代だし、後者2つは再放送ではあったの ですが。(^^;)  ましてや、80年代の再現ということにかけては、既にドリューバリモア は『ウェディングシンガー』にて成功の形を示しているわけですから、大外 れはまずないということで、後はどこまでやってくれるか。  というわけで新世紀も始まって3時間後である午前3時の回に、今世紀お 初の映画鑑賞ということで観に行ってきました。(^^) (以降内容に触れます。)  しかし、噂には聞いていたものの、確かにこれは文句無しに面白い! 導入部のうまさから、まさにチャーリーズエンジェル的な、3人の会話 を中心にどんどん物語が進んでいく部分、これでもかと言わんばかりの コスチュームチェンジとスピード感と立体感溢れるアクションシーン、 そしてコメディシークエンス(もしくは突っ込みどころ?(^^))の織り 混ぜ方のうまさには、もう文句ないです。  機内上映での「TVドラマの映画化」話みたいなジャブから始まって、 エンドロールの"Voice of Charlie"がジョン・フォーサイス(!)であ るというオチまで、しっかり楽しませていただきました。(^^)  オリジナルエンジェルたちのカメオ出演はたぶんないだろうと思って いたものの、チャーリーの声だけは本物を使うとは思いつきもしなかっ た。(笑)  ボスレイ的なビルマーレイも見事にはまっていたし、大満足でした。 しかし、エンドロールの中に『E.T.』からの引用があったらしい形 跡が見られたのですが、なにせ私、『E.T.』は観た事がないので、 これはちょっと残念だったかな。(^^; kaname(CXE04355)

『チャーリーズエンジェル フルスロットル』"Charlie's Angels Full Throttle"(2003)

(2003/08/15記 at @nifty FMOVIE 14番会議室) 『チャーリーズエンジェルフルスロットル』を観ました。(2003/08/15 at お台場シネマメディアージュ シアター11) 前作はツボにはまりまくりだった上に、予告編もパワーアップということで、 少々出遅れたものの観てきました。 (以降、内容に触れます。) さて、キャリーフィッシャーはどこにでていたでしょう。(^^) ということはひとまず置いといて、散りばめられた格好良さと、どこかで見た 人やシーンやどこかで聞いたような音楽の洪水。 ブルースウィリス、野生のエルザ、セイント、サウンドオブミュージック、 雨にぬれても、雨に唄えば、ブルースブラザース、バットマン、スパイダー マン、ターミネーター3(x3)などなど。 その中でも『ストリートオブファイア』は良かった。 あの髪型はねぇ。(笑) そして、ケイトギャレット。 真の伝説のエンジェルは、まさにエンジェルとして登場し、去っていく。 これには泣かされました。 kaname(CXE04355)

『チェーンリアクション』"Chain Reaction"(1995)

(96/11/17記 at Niftyserve FMOVIE 3番会議室) 『チェーンリアクション』観ました  『チェーンリアクション』を観ました。軽い気持ちで観に行ったのですが、 なかなか面白かったです。そして、これは「夢見る人達」を描いた映画だと 感じました。そこが好きになった理由かもしれません。  主人公のエディ(だっけ?)は次世代のクリーンなエネルギーを開発しよう と夢を追い続けている博士の元で、必要な器材の設計をする機械屋です。  そして彼と逃亡する事になるリリーも学問一辺倒でアルコールひとつ口にし たことのない物理学者、そして博士にエディを紹介した、ブレードランナーの ジョアンナキャシディ扮する天文台の主もまた、周りが見えず「夜しか起きて いない」と思われるくらいの人だったりします。  また、エディとリリーを追いかけるFBIのフォード警部も、「絵に描いた ような」犯人を執拗に追いかける警部で、この人もひたすらまっすぐ進もうと します。  みんながみんな理想を目指して進んで行く人達です。気持ちよいくらいに! 〜〜〜 kaname(CXE04355) 〜〜〜 '96/11/17 (Sun.) 〜〜〜 e-mail adress:CXE04355(Niftyserve) CXE04355@niftyserve.or.jp kaname@a2.mbn.or.jp Home Page URL:http://plaza2.mbn.or.jp/kaname/ <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<Farewell,My Lovely Place!!>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

『中国の鳥人』(1998)

(98/11/23記 at Niftyserve FJMOVIE 4番会議室)  『中国の鳥人』を観ました。(98/11/21 at 大井武蔵野館)  ロードショー公開時には、気にはなっていたものの、なんとも都合がつかな くて、観る機会を失っていた作品だったので、こういう機会に観ることができ てとても良かったです。  (以降、内容に触れます。)  しかし、オープニングシーンの、時間経過の作り方あたりは「おお」などと、 と思っていたら、マコイワマツが出てきて「キサマが・・・」と言ったあたり から、見事にツボにはまってしまいました。(^^) 外しかたが何とも言えずう まいですよね。(^^) その中で、一番記憶に残っているところは、やはり、鳥 人の石のコピーを持っていた日本人のシーンで、最後に拳銃がゴトッって落ち るところかな。あとは、毒キノコや記憶喪失なんてところも、本当にはまって いましたね。  ここまで笑いがある作品だったとは思ってもみませんでした。  そして、マコのキャラクタも何とも言えなかったのですが、それ以上に、開 き直ってからの石橋蓮司が、何かほとんど素のままじゃないかってくらい自然 で、それで凄く心がなごみました。(うまい表現ができない)  しかし、本当にエピソードの一つ一つ、すべてが良かった。そして、そうやっ て積み上げられて出来たこの物語も、とても良かったです。 〜〜〜〜〜 98/11/22(日) 〜〜〜〜〜〜 かなめ (CXE04355) mailto: takashi.miyamoto@nifty.ne.jp     kaname@a2.mbn.or.jp URL http://plaza2.mbn.or.jp/~kaname/ http://member.nifty.ne.jp/kaname/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984)

(2008/12/20 at LD)   (2008/12/20記) アニマックスでの『マクロスF』再放送も録画して観終わったし…何か急に 観たくなって観てしまいました。 (2008/12/20 at LD) 久々に観るとやはりこちらもなかなか恥ずかしいわな。(って当時からそ うだったが。) Fもそうだけれどキャラクタデザインがまずまったく受け付けないんだよ なぁ。 そして殴ってやろうかと思いたくなる主人公というのも一緒。 (ただこちらは昔ほどではなくなったけれど) ただまぁ戦闘シーンと歌、音楽。 ここに引っ張られてしまう。 しばらく菅野よう子チューンに浸っていたけれど、羽田健太郎もいいなぁ。 特にこれはとても映画的で。 そしてまぁスペシャルサービスメドレーも良いけれど、元祖 愛・おぼえ ていますかは今観てもある意味他に類がない。(まぁ今更やったら真似に しかならん。) たしかに(Fで)これに対抗するにはあの方法しかなかったのか。(意趣返 し+メドレー) 艦からのテイクオフはやはりハンガーから横ににょきっと出てくるこちら の方が格好いいと思う。(画面の横長をきっちり使って来ているし) ミサイルに関してはまぁ論外だな。 ドッグファイトにしても論外。 ここらへんをFは劇場版でどう対抗するのかしないのか。 って半分F話になってしまった。