『ムーンフォール』"Moonfall"(2022)

(2022/08/08記) (2022/08/08 at Amazon Prime Video) 『スカイフォール』と2本立てでやらないかなあ。いや、特に意味はない。 ドルビービジョンやIMAX版もあるのか。それはそれで観てみたいかも。 などとどうでも良いことを挟んでみたが、ホント変わらないなあ。>エメリッヒ 見たいものを見せてくれる。 と、ここからはネタバレに近い話。 てっきりもっとディザスター寄りな作品かと思っていたが、ここまでSF寄りというか エンタメ寄りな作品だったとはねえ。 天災かと思ったら人災だったとか、落とす目的が地球ではなく月だったりとか、 そういった大仕掛けもそうだけれど、人格やら色々難ありな主人公ふたり (1st roleはハル・ベリーだけれど主人公てはない)とか、物語を通じて明確に なっていく家族関係とかの匙加減がまた良いのよ。 エメリッヒというだけで補正係数入ってるかもしれないが楽しませてもらいました。

『ムーラン』"Mulan"(1998)

(98/10/18記 at Niftyserve FYOUGA 2番会議室)  『ムーラン』を観ました。(98/10/10 at WMC大井)  頭では、「CGで細かいことやってるな。」とか少し冷めた目で観ていたのだ けれど、涙腺はしっかり緩くなっていました。  話は凄くシンプルなのだけれど、飽きることなく純粋に楽しめました。  そういえば、この映画が、「初めて劇場で観たディズニーアニメ」と言うこと になるのだな。いや、『ファンタジア』以来2本めでした。  いずれにしても、これで自分で敷居を作って遠ざけていたディズニーアニメと 言う枠を外すことができた、ということになります。 機会があれば、他のものも観てみようっと。 〜〜〜〜〜 98/10/17(土) 〜〜〜〜〜〜 かなめ (CXE04355) mailto: takashi.miyamoto@nifty.ne.jp     kaname@a2.mbn.or.jp URL http://plaza2.mbn.or.jp/~kaname/ http://member.nifty.ne.jp/kaname/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『ムーランルージュ』"Moulin Rouge"(2001)

(2001/11/29記 at @nifty FMOVIE 2番会議室)  『ムーラン・ルージュ』を観ました。(2001/11/21 at ユナイテッドシネマ ズ入間 スクリーン9)  「めくるめく!」という形容詞がぴったりの素敵な映画『ロミオ+ジュリエッ ト』の監督、バズ・ラーマン監督のこの映画は、日本では『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のTEASER TRAILER(特報)が上映前にかかる 最初の作品というおまけまでついていたので、さっそく観に行って来ました。 (以降、内容に触れます。)  確かに、『ロミオ+ジュリエット』のような、「オープニングで人の襟首ひっ つかんで、そのまま話の中盤まで突っ走る」といった部分はややおとなしめに なっているものの、まるで自分のおもちゃ箱の中をひっくり返したような、 「ありとあらゆる昔観たもの聞いたものの再構成の連続」には、やられました。 ホント、いろいろな年代のものがいろいろな形で入っている。(そして、もち ろんそれはひとりの人の記憶によるものだから、当然のように偏りがある。) その中で、きっと必ず自分に近い部分が、その人にとって、ひっかかるのでし ょうね。  私の印象に特に残ったのは、ささやくような歌声。ええと、例えていえば 『エンドレスラブ』の主題歌のようなタイプの歌。80年代前半のハリウッド って、70年代の行き詰まり感が一気にはけて、映画に音楽と光が戻ったとい う印象がとても強いんですよ。そしてそういう時期の、ささやくタイプのラブ ソング系の歌っていうのが割と好きだったりします。何か、映画の中で久々に それを聞いたのがとても嬉しかった。(そうですねぇ、70年代のものでも、 たとえば『追憶』のTHE WAY WE WEREみたいなものも好き。)  で、YOUR SONGな上に、映像効果はある意味少女漫画調。話の中身も直球勝負 ですからねぇ。参りました。(^^) しかし、これだけいろいろな事をやって、しかもそれをシンプルなストーリー ラインにまとめあげてしまうというこの手腕。 これからも新しいパターンで、どんどんいろいろな事を、このバズラーマン 監督にはやってもらいたいです。 kaname(CXE04355)

『ムトゥ 踊るマハラジャ』"Muthu"(1995)

(98/06/14記 at Niftyserve FYOUGA 2番会議室) 『ムトゥ 踊るマハラジャ』を観ました。(98/06/13 at 渋谷シネマライズ2F)  初日、しかも2回目だと言うのに、結構人は並んでいて、しかも聞くところに よると、初回は、このシネマライズにおける、初日初回観客動員数記録になった とか。ここの映画館は結構単館での話題作が多くかかる映画館なので、結構な人 数だったのでしょう。そして、映画を観終わって3回目(映画が長いので一日三 回しか回転しない)のお客さんの数を見たら、またこれも凄い。初日なんだから、 また後日来ると言う選択肢もあるのだから、よほどなのでしょうね。  そして、中にいる人は結構多人数の集団が多かった。仲間内で集まって観にき たって人達みたいで、これも既に観た人の口コミなのでしょうね。  なんて、おおよそこの映画を観るのに最良の環境で観ることができました。な んで最良でしたかって?  それはもう、映画が始まったら、映画館の中が笑い声と拍手が自然に沸き起こ る空間になっていたから(もっとも、それは最初からではなく徐々にですが、ラ ストの方は完全にそういう状態になっていました。)  と言うことで、この映画は本当に毒のような映画だと思いました。最初のうち はやや抵抗がありますが、徐々に慣れていき、最後は癖になってしまう。本当に、 映画館に沸き起こる拍手や笑い声って気持ちよいものですから。  ですので、最初は、ひと昔ふた昔前の香港映画のテイストの映画だなぁなんて、 やや抵抗感を持ちながら観ていたのですが、それがだんだんスケールアップし形 をもって、ハリウッド映画や、日本映画が昔持っていて失ってしまったものを見 せてくれたという感じを受けました。 さて、これはネタバレなんて区切る必要もないのだけれど、一応以降ネタバレあり。  私が好きなのは、やはりまずあのスピードを髣髴させるあのシーン。まぁ、ど のシーンを観ても、どこかで観たことがある感覚に陥ったり、先が読めるコテコ テのシーンばかりで、しかも、何か現場で主役のラージニカントが、「こういう のどう?」って気楽なノリで考えただけじゃないかと思えるようなものばかりな のですが、なんかその延長であそこまでやるかっていうものを見せつけられたよ うな気がしました。オープニングなんて音楽に007混じってるし。(笑)(ま ぁ、音楽について言えば、あとに出てくる「ライク・ア・バージン」もどきの方 が印象的だが。(笑))  そして、そのシーンが過ぎ、キスに関するひと騒動があって、ふたりが結ばれ るところ! このくどいくらいの長さで延々と続くシーンが凄く好き! 「いっ たい何の関係があるんだ!!」って言うショットがどんどんどんどん入りながら も、見せてしまうあの強引さは、めちゃくちゃ好きです。で、そこから急に雰囲 気が変るんだよね。あれも好き。(そこでライクアバージンもどき(笑))  完全に乗せられてしまったのはそのシーンからで、それからはもう笑いたいほ うだい笑わせてもらったけれど、やっぱりその後もコテコテのシーンが好きだな ぁ。「あの庭で待ってます」のくどさ!! そこまで人を集めるか!(笑) そして集めたうえでのオチが「踊るために集まったんでしょ!」とは。(笑) で、「おお!」と思っていると、この映画の中でたぶん最大の音楽シーンが始 まったりするのだから、油断はしていられません。(笑) もちろん、その「こ れでもか!」と言う感じの音楽シーンも大好きです。いや、これが一番好きかな。  そして、そんなシーンばかりが好きかと言うと、そうでもなくて、やはり格闘 シーンも好き。ムトゥ怒る、戦う、いろいろな人が闘い始める、あ、ご主人様も 闘っている、しかもやたら強い。って、もうなんじゃい!これは!でしょう。  あと、「やけに似ていると思ったがやはりそうだったか!」とか、もうツッコ ミいれたくなるところの嵐で、このパワーを持続しての二時間半は、徹夜明けに はめちゃめちゃきつかったです。きっと思い出しながら書いていったら、ほとん ど全部あげられちゃうかもしれない。  それにしても、最初登場したラージニカントを観て思ったのが「あ、最初から 目がいっちゃってる。(笑)」(そのうえ、目にあんなに光集めていたら、きっ とかなり目が悪くなっているんじゃないかな?)  そして、主役のミーナに関しては、実物を映画が始まる直前に観ているにも関 らず、本当に本人が登場するまで、最初は叔父の娘の方かと思っていました。だ って、その娘の登場シーンが「パーツ・パーツ・パーツ・パーツ・どん!」だっ たんだもの。(踊っているし。(^^)) あの子が目に入らないご主人様はおかし い。よっぽど美人慣れしてるんだな。  が、やはり凄く映えますよね>ミーナ あれだけのプロポーションで、こてこ ての香港映画っぽさを見せてくれるのは凄く嬉しい。 と、まぁ、これだけ言いたいことが溜まっちゃうのだから、やはり大勢で観に行 かないとね。そして観に行ったあとはインド料理、そして宴会!! というわけで、今回はオフで観に行って大正解でした。 というわけで、またこの映画観たいので、近いうちにまた誰か開いて下さい> オフ(笑) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 かなめ(CXE04355) mailto: takashi.miyamoto@nifty.ne.jp     kaname@a2.mbn.or.jp URL http://plaza2.mbn.or.jp/~kaname/ http://member.nifty.ne.jp/kaname/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  初日舞台挨拶の巻もご覧ください。