ソフトウエアライブラリ

GDC ver1.0

本来ならリセットしなければ切り替えられないPC-98x1シリーズのGDCクロックをリセットなしで切り替えるプログラムです。

どうしてもクロックを5MHzにしなければ動かないアプリケーションと2.5MHzでないと表示が乱れるゲームを簡単に共存させられます。

切り替える必要のない時は何もしない&内部的にはBIOSの標準機能しか使っていないという安全設計で小さな子供からお年寄りまで安心して御利用になれます。

動作環境 NEC PC-98x1シリーズで16色以上表示可能な機種
対応OS MS-DOS3.3以降(Windowsでは意味なし)

ダウンロード 6742bytes

製作の裏話

これを作ったのは大学4年の頃でした。
隣の研究室(といっても機械のある部屋は同じ)でなかなかやっかいな問題が持ち上がっていたのです。
そこでは「パターン認識」というのを研究していたのですが、ビデオキャプチャのための機材とフルカラー表示のための機材が相互に張り合ったのです。

GDCクロックで
一方は2.5MHzを要求し、一方は5MHzを要求。マニュアルにも書かれており、逆を設定していると画面にうまく表示されないと言う点では確かにマニュアル通り。

しかもこのマシン、メモリをぎりぎりまで積み、SCSIも限界まで繋ぎ、CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATが尋常ではない長さ、と再起動に偉く時間のかかる機械でした(約3分)。

同室と言うこともあってこっそり作って入れてあげたら大好評でした。
動作原理もCRT BIOSの一部のファンクションがメモリ領域を参照してGDCのクロックを変更しているという裏仕様を流用するという極めて簡単&安全なものなのでこの辺の資料さえ揃えることが出来れば誰でも作れるという簡単プログラムです。



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