雑記帳


方言いろいろ


小学校の頃、国語の授業で「方言」というのを習いました。例としてあげられていたのは「ほかす」という言葉だったと記憶しています。

  「ほかす」=「捨てる」
ですが、知らない人は知らない、という単語なので混乱した、という話が載っていました。

「捨てる」という意味の方言としておもしろいのは北海道の「なげる」という方言でしょうか。
私の地元にある大学(私の通った大学ではない)で実際にあった話なのですが・・・・
「あの、この硫酸、なげていいですか?
やめろぉ!
なかなかに微笑ましいエピソードですね(そうか?)。

静岡というのはあまりきつい方言というのはないらしく、私の会社で他の地方出身の人も特別混乱している様子はありません。・・・・方言そのものが廃れてしまったのかもしれませんが。

方言にはだいたい、
 なまったもの
 他の言葉を当てたもの   さっきの「なげる」のように
 そもそも意味不明な物   「ほかす」のようなやつ
という物があるようです。

よく、「静岡の方言」として語尾に「ずら」をつけるという物(『ド○ベン』の殿○のように)が見受けられますが、あれは嘘です。最近はあまり聞きません。

また、『茶っ切り節』の一節(茶っ切り節というのも方言でしょうね、きっと)
 「きゃあるがなくんて あめずらよ」
は、
 「蛙が鳴くから 雨になるよ」
という意味ですが・・・・わかんないってば。

とまぁ、だいたい全国的に知られている有名な方言はだいたい廃れているようですが、今も使うのが、
  「とぶ」
でしょうか。これは動詞として使います。

使い方としては、
 「外へいってとんでこい」
 「あそこまでとべ!」
といった感じに使います。

 「飛べないよ、鳥じゃないから」
と思った方は、だまされています。

 「とぶ」=「走る」
という意味です。厳密にいうなら、「全力で走る」といった感じでしょうか。

だから、
 「外へいってとんでこい」=「外へいって走ってこい」
 「あそこまでとべ」=「あそこまで走れ!」 
という意味です。これならできますよね?

そもそも意味不明という言葉としては・・・・こんな言葉があります。

東北(仙台)出身の人との会話・・・・
 「ねぇねぇ・・・・『おぞい』ってどういう意味?」
 「『おぞい』?」
 「うん」
              注意:『遅い』ではありません

これは、形容詞として使います。非常に難しいのですが、こんな感じの意味を一緒にした物です。
 「かっこ悪い」
 「古くさい」
 「汚い」

とにかく・・・・『おぞい』んです。簡単にいえば
 「究極的に悪い、使いたくない」
といった感じかな?

人間に対して使うと・・・・
 「○○っておぞいヤツだよなぁ」=「○○はダメなヤツだ」

物に対して使うと・・・・
 「Windows95っておぞいOSだよね」=「当たり前」


となりますか。

最後に質問、まわりにいる静岡県(特に静岡市)出身の方に聞いてみるといいでしょう。
  「静岡をなんと読むか?」
『しずおか』とは読みませんよ。

以上。



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