私の勤めている会社はコンピュータを専門に扱う会社である。 と言っても、パソコンはメインではなく、『汎用機』とか『オフコン』とか呼ばれたりする、『業務用コンピュータ』を扱う会社である。 そのために、パソコン関連の知識などほとんどなかったのだが、ご存じのように、最近のパソコンはお利口になった(もちろん馬鹿にもなった)関係で会社(オフィスと言った方がいいのかな?)で使うことが多くなり、その方面の仕事も増えてきている。
で、そういう注文を受けたとき、顧客の瞳は輝いているのだ。 OA化などすでに死語という感すらあるが、当人は本気である。 実際に納品されてからのステップはおもしろい。 納品された当日はほとんど触ることはない。納品をした人がいろいろと説明してくれるのをうれしそうに聞くだけである。
一週間ほどすると、いろいろとトラブルが起きるが、このころ起きるトラブルというのは楽しいのだ。
会社でパソコン使う分にはそれ相応の目的があったり、必然性があったりするので、なんだかんだ言っても使いこなし、一通りのことは出来るようになる。 個人となると大変だ。 私の会社で新入社員の挨拶でこんな事を言った人がいる。
市販されているいわゆる有名どころのソフトというのは汎用性が高すぎて、使いづらい部分、と言うものがあるのだ。 のである。住所録ソフトが存在し、そこそこ売れているのが何よりの証拠だ。 買ったからには使いこなしたいし、理想を現実にしたいという気持ちは十分分かる。だが、その前にその理想は本当に現実のものに出来るのか、買う前によーく考えてみよう。5千円のソフトが2万円のソフトよりも使いやすい、というのはよくあることなのだ。 以上。 |