さて、試乗車の準備が出来たらチェックの目を光らせながら、乗りましょう。
余談ですが、ここで「ばっちり」というポイントに設定できない場合、その車とは縁がなかったとあきらめるのも判断基準の一つと言えるそうです。いろいろ乗り比べればわかりますが、どうしても体格的にあわない車というのが結構あります。また、体格以外にもそれぞれの「運転しやすい姿勢」というのは違うので、どうしてもあわせられない場合、よほど気に入った車でもないならあきらめてしまった方がいいのではないか?と思います。 シートポジションをあわせても、まだエンジンはかけません。
さて、エンジンをかけて発進です。今回僕は全部AT車に乗っていますので、エンジンをかけてDレンジに入れ、ブレーキを離すとクリープ現象でゆっくりと走り始めますが、いろいろ試乗して気付いたことが一つ。 さて、実際の道路にでたらアクセルを踏んだときの加速具合、ハンドルを切ったときのまわり具合、ロードノイズ(タイヤが拾う音)を含めた車内の音、前後左右の見切りの善し悪しをチェックしましょう。 「そんなの良くわかんないよ」と言う場合はこんな運転がいいとか。 1.カーステレオをつけておく
2.止まっている状態から40キロまで加速
3.交差点を左に小さく曲がってみる
このほか、車評論家さん達の間では「オーディオの操作がしやすいか」とか「メーターが見やすいか」というのがポイントになっているようですが、オーディオの操作は停まっているときにすればいいし、メーターを見ながら運転するわけではないのですから、あまり気にしなくても良いのではないかと思います。 そんなこんなで、戻ってきたら最終チェック。最初に感じていた違和感はまだ感じるか?感じないのであれば、単に「違う車だから」というもの。まだ感じて、イヤな感じがするのであればそれはどこかしら気に入らない部分がある証拠。選択基準として非常に重要です。 なお、営業マンが同乗する、しないの違いがありますが(同じ店でも営業マンによって違う事がある)、どっちもどっちです。
|