◆集英社文庫
集英社は、新潮・角川に比べれば後発だったと思うが、「夏の」として、
他社との違いを主張しているのがおもしろい。「100冊の中の1冊」ということで
あるから、実質同じようなものであるが、「この1冊!」という決意表明みたいな
力強さも感じてあげたいと思う。当時は作品研究や豊富な写真掲載など、編集
内容にも工夫がみられた。
孤軍奮闘してきたこの「一冊」フェアも、今では「ナツイチ」の言葉とともに、十分
メジャーになってきている。今や「百冊」トレンドにも十分対抗しうる一大フェアに
成長してきていると思う。
ここ数年続く景品、「ハチストラップ」はもう飽きたなあ。
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1991年(平成3年) 「さあ、夏だ。海だ。山だ。とにかく遊ぶのだ。夏はいつだって特別、なのだ。思い出の夏にならなきゃいけない使命があるのだ。と、誰しもきっと心の奥で闘志をみなぎらせているにちがいない。そう、夏はいつも何かが始まる予感とともにやって来る。・・・・・・」との口上で始まった。このときは81冊が掲載されていた。 |
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1992年(平成4年) 「自己の記録をつくる夏。」 |
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1993年(平成5年) 「本を読めば、顔がよくなる。」 |
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1994年(平成6年) 「ナツノイチバン。夏の一冊、集英社文庫。」 この年から「ナツイチ」という表現がされ始めた |
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1995年(平成7年) 「キスより熱い一行」 |
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1996年(平成8年) |
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1997年(平成9年) |
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1998年(平成10年) |
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1999年(平成11年) 「海と山と太陽と一冊」 |
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2000年(平成12年) 「世の中でいちばんでっかい場所は、本の中だ。」 |
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2001年(平成13年) 「君と本の話がしたい。」 「ドラマをたくさん持とう。」 |
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2002年(平成14年) 「果てへ、遠くへ、そして自分へ。」 |
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2003年(平成15年) 「まっすぐ。ナツイチ。」 |
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2004年(平成16年) 「ナツゼロ?ナツイチ!」 「たった一冊で夏が変わる(かも)。」 |
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2005年(平成17年) 「本の中にも、デッカイ夏は見つかるさ。」 |
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2006年(平成18年) 「好きな本を1冊つくろう。」 |
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2007年(平成19年) 「ただ言葉がならんでいるだけなのに。」 |
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2008年(平成20年) 「世界を変えよう。」 (本を読もう。・・・・・・) |
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2009年(平成21年) 「その本は、新しい自分の、はじまり。」 |
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2010年(平成22年) 「世界を めくろう。」 |
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2011年(平成23年) 「ひとこと、ひとこと、歩いていこう。 そのひとことは、私を旅させる。」 |