レイチューン バルサハンドメイドミノーの修理と調整

■ トゥルーチューン(真っ直ぐ泳ぐように調整すること)

製品に付きましては、すべてスイムテスト、調整の後に出荷しておりますが、使用に伴う負荷や、ライトスナップ(スプリットリング使用は不可です)の個体差等でも調整が狂うときがあります。
その場合ラインアイ(糸を結ぶワイヤー露出部)を微妙に左右に曲げて調整してやるわけですが、フラットアイ(横アイ)は、通常のホリゾンタルアイ(縦アイ)と異なるコツと注意点がありますので説明いたします。

最大の注意点は、左右に曲げようとラジオペンチで挟んだときに、ラインアイを潰してしまわない事です。
これを避けるコツとは、まずラインアイに千枚通しを突っ込んで、そのまま千枚通しを突き立てた状態のまま、ラジオペンチで挟み、泳ぎが曲がっていこうとする逆方向へ少しだけ曲げてやることです。

次なる注意点は、この「少しだけ」という点です。
目で見てわかるほど曲げてしまうと、ルアーの進行方向は大幅に狂ってしまいますので、瞬間的にグッと力を入れて「まがったかな?」程度で留めて、一度泳がせてみることです。
その少しずつの繰り返しで真っ直ぐ泳ぐように調整します。

尚、針を交換した場合、重量の差で下方への力のベクトルの大きさが変わると、トゥルーチューンも変化することを頭に入れておいて下さい。

フラットアイの利点の一つに、アイを上下方向に曲げることによって、ウォブリングの振幅を簡単に変えることが出来ます。
上へ曲げればタイトに、下へ曲げるとワイドになります。
したがって、アイが真っ直ぐの状態できれいに泳ぐように設計することが、ビルダーの腕とも言えるわけです。


■ ボディー修理

弊社バルサミノーは、100%ラッカーセルロースコーティングにより製作しています。
セルロースは大変強いコーティング剤ですが、当然の事ながら、使用に伴い傷が付きます。

問題なのは、この傷をオーバーコーティングで目立たなくしようとする場合ですが、セルロースの厚いコーティング皮膜は、乾燥後、丸一日以上経過した後に、再度セルロースにディッピング(ドブ漬け)すると、見るも無惨にヒビだらけになってしまいます。
これを避けるにはウレタン系クリア塗料でコーティングすればヒビの問題は避けられるのですが、1液性のウレタンコーティング剤の場合、ラッカーセルロースと反応して黄変(黄色に変色する)する場合がありますので、必ず2液混合型無黄変タイプのウレタンクリアーを使用してください。

尚、オーバーコーティングしても完全には修復が不可能です。
そのような理由から弊社では、ボディーの修理は承っておりませんので、各個の責任において試してみて下さい。


■ リップ修理

リップが破損した場合、ボディー側に重大な損傷がなければ、たいてい修理可能です。
弊社では有料にて修理を承っておりますので、ご遠慮なくお申し出下さい。

通常料金は送料別で700円とさせていただいております。
定形外郵便でよろしければ、送料込み1000円以内で修復可能です。

注意点としましては、ボディーに浸水してしまっている場合は元のパフォーマンスを発揮できないので修理不能となります。
また、リップはセッティングが非常にデリケートですので、少しの角度や面積の差で、泳ぎが変わってしまいます事をあらかじめご了承下さい。
逆に考えますと、リップが破損していない場合でも、違うタイプのリップと交換することで、リセッティングも可能ということですので、ご希望の場合はお申し出ください。


■ ホットショットルアーの修理

レイチューンはホットショット松本氏に製作のノウハウを伝授して頂き、ここまでやってこられました。
当然ほとんどの作業工程も同一でありますから、修理も同じ要領で可能です。

ご恩返しも兼ねまして、ホットショットの修理も出来る限りさせていただきますので、ご遠慮なくお申し付けください。